マルチサイクロンの解説

マルチサイクロンとは、らせん状の気流を用いた集塵のための複数の管で空気中の塵などを清浄化する装置です。

それぞれの管の内周には複数の吸気口があり、そこから入った空気はらせん状の気流になります。らせん状となった気流内の塵などは遠心力で外側へと押し流されていきます。外側に流れた塵はそのまま下部へと流れていき、管の下部から排出されます。塵以外の空気は管内の中心部の排気筒から上部へと排出されます。その際は下部から空気が全部出てしまわない仕組みになっているため、反転旋回した気流が排気筒へと流れます。従来のフィルターを使用した空気清浄と比べ、一気に大量の気体を処理できるのが特徴です。装置自体のフィルター交換の必要がなく、機種によっては自動でクリーニング機能があるため高いメンテナンス性があります。

小型の集塵管を束ねたマルチサイクロン構造は設置スペースの面でも有効性を発揮します。その装置全体はとてもコンパクトであるためにいろんな場所に設置可能です。集塵して清浄化する空気の量は管の内径が大きくなるに連れて増加します。そのため、内径を適切に選択することで必要最小限のスペースで済ませることができます。マルチサイクロン方式は水の清浄化にも使用されており、遠心力で汚れを除去します。2mmの大きめの汚れも除去することができ、砂などによるフィルターの目詰まりの心配もありません。省スペースで設置できる上に大量の空気を清浄化することのできるマルチサイクロンは、手軽に優れた空気環境をたらします。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *